Insertion Finder コンパイル方法 (CentOS 6)

FMCer にはおなじみの Insertion Finder (通称 IFたん)。
ソースコード公開されてないかなって思ってたら、@uesyuu さんに教えてもらいました (見つけてくれました)。

(古い) Insertion Finderhttp://xuanyan.ws/cube/insertionfinder/

2016-08-01 追記:
上に書いたURLはもう使われていないようです。最新版のソースコードはGitHubにアップされています。
https://github.com/xuanyan0x7c7/insertionfinder

Linux 32bit/64bit 向けにバイナリも配布されていますが、自分で機能を追加したり、カスタマイズすることを考えて自分でコンパイルできるようにしておきたいです。
本記事では、Insertion Finder のコンパイル方法を説明します。 環境は CentOS 6.7 ですが、CentOS 6 なら他のバージョンでも多分同じようにいけるはずです。

2016-10-21 追記:
Cygwinでのインストール方法の記事を書きました。
Insertion Finder コンパイル方法 (CentOS 6)

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nvmをインストール後SFTP接続できなくなったら

console4
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Linuxサーバにnvmインストール後、FileZilla等のアプリケーションでSFTP接続ができなくなったら……
それは .bashrc にnvm用に追記した箇所に原因があります。

通常、nvmをインストール後は、node.jsの特定バージョンへパスを通す自動化のために .bashrc にだいたい以下のような記述をすると思います。

source ~/.nvm/nvm.sh
nvm use 0.12.2

しかし、この状態ではSFTP接続ができないことがあります。少なくともFileZillaではコネクション確立できないことが確認済みです。

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GitHub push/pull時に「403 Forbidden while accessing」エラーが出たら…

Octocat

GitHubへpush または GitHubからpull時に 以下のような403エラーが出現することがあります。

Error: The requested URL returned error: 403 while accessing
https://github.com/user/repo.git/info/refs
fatal: HTTP request failed

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WordPress高速化プロジェクト 番外編「クライアントキャッシュの利用と圧縮」

アブストラクト:
WordPress高速化プロジェクト第2回目の記事は番外編です.クライアント側のブラウザキャッシュを利用/コンテンツの圧縮をして,実質的なコンテンツ表示の高速化を目指します.


WordPress高速化プロジェクト 記事一覧:


Google PageSpeed Insights

今回は,Google の PageSpeed Insights [1] の結果を参考に,クライアントのブラウザキャッシュを利用/レスポンスコンテンツを圧縮して,実質的な高速化をしました.
改善前の PageSpeed Insights の結果を下の図に示します.
このうち,具体的には,「修正が必要」とくくられた項目の「ブラウザのキャッシュを活用する」,「圧縮を有効にする」を改善しました.

[1] PageSpeed Insights: PageSpeed Insights

前回と同じく環境は以下のとおりです.

  • CentOS release 6.6 (Final)
  • PHP 5.3.3
  • Apache 2.2.15

WordPress を標準インストールしてデフォルトでは効いていない項目である「クライアントのブラウザキャッシュの利用」と「レスポンスコンテンツのgzip圧縮」を設定します.

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WordPress高速化プロジェクト 手法1「PHP高速化」

アブストラクト:
このサイトはWordPressで構築されています.
今回はPHPコードをキャッシュして高速化する Zend OPcache を使用して,レスポンスの約1.5倍の高速化しました.


WordPress高速化プロジェクト 記事一覧:

WordPress は遅い?

WordPress はコンテンツの更新しやすさ,テーマ/プラグインの適用の容易さ等でかなり優れているツールですが,レスポンスが遅いなと感じることが多々あります.体感でもページ表示に1秒ぐらい要する感じです.
この辺はCMS特有のデメリットだと思いますが,特に WordPress はレスポンスごとに発生するデータベースへのアクセスと PHP での動的コンテンツ生成で時間を消費してしまいます.
このサイトは特にアクセスが多いわけでもないですが,レスポンスが遅いときあってたまにイライラするので今回から複数回に分けて高速化を検討していきます.

WordPress 高速化手法

WordPress を高速化にはいくつかの方法があります.簡単に分類すると次にようになります.現在Webサーバにapacheを使用していること前提です.

  1. PHPの高速化 (APC, Zend OPcache 等を使用)
  2. データベースの高速化 (インデックスの設定,クエリ数の削減等)
  3. WordPress高速化プラグインの使用 (WP Super Cache等)
  4. リバースプロキシサーバのキャッシュを利用 (Varnish, nginx等)
  5. Webサーバ自体を軽量なものにする (nginx等)
  6. Webサーバをnginxに変更した上で (FastCGI / proxy cache) を使用

参考文献:
WordPressを100倍速くする! MySQLの調整やnginx proxy cache | KRAY Inc
さくらVPSのWordPressをチューニングして30倍高速化した方法 – 原宿・表参道.jp
Nginxを使ったもう一歩進んだWordPressチューニング | cloudrop

以上,1~6 まで挙げましたが,数字の順にハードルが高くなっている(導入/設定が面倒)と思います.しかし数字の順に効果は大きいと推測しますが.
また,3 のWordPress高速化プラグインの使用は,平気で config.php や .htaccess を書き換えたりしたり,中身で何やってるかよくわからないのでできれば使用したくありません.結局やろうとしていることは動的コンテンツのキャッシュなので,プラグインで実現する機能は 4 や 6 のWebサーバのキャッシュ機能で実現できます.
2 のデータベース高速化に関してはプラグインや自前関数でとんでもないSQLクエリを実行していない限り大きな問題にはならない気がしますので手を触れません.

他にも,コンテンツのキャッシュ期限を明示的にすることによってクライアント側のブラウザキャッシュにコンテンツを残す,レスポンスコンテンツをgzip圧縮すること等によって,間接的に高速化することができます.

参考文献:
WordPressキャッシュ系プラグインの比較とサイトに適した選び方 | ゆっくりと…

よって,1, 4, 5, 6の方法によってWordPressの高速化をしていきます.

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