登山においてソーラーチャージャーはモバイル端末向け電源として有効か?

問い: 登山においてソーラーチャージャーはモバイル端末向け電源として有効か?
私の答え: 山行日数による。 数日であれば、ソーラーチャージャーは不要、モバイルバッテリーで十分。 長期間かつその間コンセントからの電源を確保できないならば、ソーラーチャージャーは使う価値がある。 ただし登山にはやや不向き。

本記事は、RAVPowerソーラーチャージャーを実際に購入してみて、登山時 (2015-08-12 北アルプス涸沢) で実際に使用してみたレポートです。

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RAVPowerソーラーチャージャーとは

RAVPowerソーラーチャージャーはモバイル機器向け充電器の一種です。 ソーラーパネルがついていて太陽光を受けることで発電し、機器に電源を供給します。

Amazon.co.jp でベストセラー商品になっています。 正確な定価はわかりませんが、2015-08-30現在、4,699円と割引されて販売されています。

スペック情報です。

  • 最大出力:5V/2A + 5V/1A (2ポートあります)
  • 出力パワー:15W
  • 重量:677g
  • サイズ:810 x 260 mm(折り畳み後:260 x 190 mm)

本体は4枚のパネルで構成されています。内3枚はソーラーパネルです。
パッケージの外観と付属物の写真です。取扱説明書と取り付けようカラビナ(もちろん登攀用ではない)が付属しています。

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ソーラーチャージャーを実際に使ってみた

来ました!ロケ地は北アルプス、涸沢!

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2015年8月12日、涸沢小屋のテラスにて充電実験してみました。 時間帯は午前9時から9時10分までの 10分間、天候は晴れ(雲の割合2~3割程度)でした。

充電対象の端末は、iPhone 5S です。 10分間で、約10% (30% → 40%) を充電することができました。
長期間の実験はしていないものの、十分性能は出ていると感じます。

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ある程度雲がかかっていても、昼間で一定以上の明るさであれば(定性的表現で申し訳ありません)十分充電することは可能です。 ただし、十分太陽が照っていない状況下で例えばガラス越しにソーラーパネルをかざすと、出力が十分ではなくなり、iPhoneには以下の様な画面が出力され充電されなくなります。

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モバイルバッテリーとの比較

ソーラーチャージャーとモバイルバッテリーを比較してみます。

ソーラーパネル
メリット: 容量は実質無限
デメリット: 大きい、 重い、 夜間・雨の場合だめ、 歩行中は基本的にだめ

モバイルバッテリー
メリット: 小さい、 軽い、 天候・歩行中かどうかに限らずいつでも使える
デメリット: 容量は有限

おおむね、モバイルバッテリーの方が万能です。 どうしても、ソーラーチャージャーの大きくて重いという点がネックです。

最近の10,000mAh超えのモバイルバッテリーは小型で軽く(例えば、以下の商品は 147 x 62 x 22 mm で 445g)、 カタログ値によると iPhone 5S を約6回充電できるそうなので、使い勝手が良いです。

まとめ

正直なところ、本当に長期間なにも電源がないようなサバイバル環境で過ごすか、 面白がって買って使う、以外は (あくまでも登山においては) 使うメリットはないです。 モバイルバッテリーのほうが万能です。

もちろん、本記事は登山時に焦点を当てた考察なので、 自力で持ち運ぶ必要のない場面(自転車やバイクでのツーリングやキャンプ、自宅等での停電等の本当の非常時)では かなり有効であると思います。

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