本記事は、Speedcubing Advent Calendar 2015 の16日目の記事です。
昨日の記事は、CubeVoyage による「クロスの素早い作り方」でした。
明日は Morooka 氏の記事が公開される予定です!楽しみです!
先日 2015年12月13日 (日) に東京都目黒区で開催された「目黒キューブフェスト2015」のFMC競技の反省会をしましょう (WCAリンク: FMCの結果)。 個人的に不満足な結果 (DNF) を残してしまったので、他の競技者の解答を見せてもらったり、本番のスクランブルを研究したりして、今後の競技につなげたいと思います。 本記事では、情報を提供してくださった当日の選手の解答と私の解答を紹介した後、私がいろいろ試してみた結果を報告します。
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前回の記事「初冬の八ヶ岳 (阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳) に登ってきました」で書いた八ヶ岳登山でいくつか動画撮ってみました。 カメラは、数年前に購入したカシオのコンデジ (HIGH SPEED EXILIM EX-ZR100) を使用しています。 多分もう売っていません。
1本目の動画です。
行者小屋でのテント設営を撮影してみました。テントは 「メスナー SARASARA EVO 1人用」です。ボトムシートは使用していません。シングルウォールテントは設営作業が楽ちんなのでとても良いです。使用回数10回程度です。内側に結露が生じやすいというデメリットがあると言われているが、それについて苦労したことはまだないです。前室が無いのでシューズ等含めて全てテント内に入れないといけないところが若干デメリットかもしれません。
2本目の動画です。
南八ヶ岳 (阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳) の各山頂でルービックキューブを揃える動画を撮ってみました。
完全に自分の趣味の動画です。
やっていて結構楽しかったので、今後ピークを踏む度に同じような動画撮ろうと思いました。
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先日、2015年10月11日にアメリカ合衆国カリフォルニア州アーバインで開催された Irvine Fall 2015 で Tim Wong 氏が Fewest moves challenge (FMC: 最少手数競技) で 19手 という大記録を達成し世界記録を更新しました。
Tim Wong (from USA) just got the 3x3x3 FMC single WR (19) at Irvine Fall http://t.co/2bucmuJgPR
— Cubecomps (@cubecomps) 2015, 10月 11
これまで Fewest moves の世界記録は 20手 で、保持者は
の2人でした。
3x3x3キューブ (ルービックキューブ) の God’s number と呼ばれる数字が存在します。
God’s number が 20 であるということは、つまりひとことで言うと、
「どのようにスクランブルされた3x3x3キューブでも必ず20手†1以内で完成できる」
ということです。
†1 注釈: ここで言う20手とは HTM (Half Turn Metric) すなわち90度回転・180度回転をともに1手と数える世界での話です。本記事ではHTMのみを考えます。 なお、QTM (Quarter Turn Metric) での God’s number が 26 であることが2014年8月に証明されたのですが (結構最近!)、その話は気が向いたらいつかしたいと思います。 今回はHTMのみを考えます。
Wong 氏の19手という記録は公式大会では初めて God’s number を上回ったことから、 キューバーの間では「神を超えた (sub God)」というジョークがかわされています。
神を超えた男 Tim Wong
— Kotaro Terada (@kotarotrd) 2015, 10月 11
ついに神を超える者が現れたか…
— Morooka (@morooka_cube) 2015, 10月 12
さて、公式大会で God’s number を上回る数字を出したということで、次のような疑問が生じてきます。
本記事はこの4つの質問に答えていこうと思います。 先に答えを書いてしまうと、
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そいえば、Roux method 始めました。
ちなみにすでに公式大会でRouxで解いたことあります (2015-10-13 東北大会 333 1st round)。
動画投稿したら、あさくらもちょさんがコメントしてくれました。
そだよね〜(o・∇・o)
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CWEB言語で書かれたドキュメントをctangleとcweaveを用いてC/C++とTeXに変換する方法を説明します。
CWEB (ctangle, cweave) とは、1980年台に Donald Knuth 氏と Silvio Levy 氏によって開発されたツールです。 CWEBフォーマットで記述された1つのファイルから、 CWEBシステムが「プログラム実行ファイル (の元となるソースコード)」と「ドキュメント (の元となるソースコード)」へ変換します。 ツールは ctangle と cweave の2つのプログラムで主に構成されます。 全体フローを以下の図に示します。
Knuth氏による公式ページです。
現在は積極的に開発はされていないぽくて、CWEBを利用しているプロジェクトもほとんど見かけないと思います。 今回は、ルービックキューブの任意の状態から完成状態までの手数の上限値が20であることを証明した cube20.org というプロジェクトの配布形式がCWEBであったため、 CWEBの導入方法を調査したので共有します。
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本記事では、ルービックキューブ 3x3x3 のソルバ (解法プログラム) の実装をまとめます。同時にスクランブルジェネレータ (スクランブル生成プログラム) も紹介します。
紹介の前に、ソルバとスクランブルジェネレータの関係を簡単に述べておきます。
パズルのスクランブルジェネレータはソルバに強く依存しています。
というのも、ソルバが存在すればランダムステートなパズルの状態から完成状態に至る手順Sを求めることが可能となり、Sの逆手順S’が完成状態からそのランダムステートへのスクランブルシーケンスとなるためです。逆手順を求めるのは一般に容易 (自明) であるため、ソルバが確立されればスクランブルジェネレータも同時に完成できる、と言うことができます。
よってルービックキューブパズルのソルバとスクランブルジェネレータには強い関係があります。
今回紹介する全てのソルバのアルゴリズムは、現在3x3x3ルービックキューブの最も効率的な解求アルゴリズムである “Kociemba’s Two-phase Algorithm” にもとづいています。コンピュータとルービックキューブ解求アルゴリズムについては以前記事を書いたのでよろしければそちらをご覧ください。
それでは、ルービックキューブ (3x3x3) ソルバ / スクランブルジェネレータをプログラミング言語ごとに紹介していきます。
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FMCer にはおなじみの Insertion Finder (通称 IFたん)。
ソースコード公開されてないかなって思ってたら、@uesyuu さんに教えてもらいました (見つけてくれました)。
(古い) Insertion Finder — http://xuanyan.ws/cube/insertionfinder/
2016-08-01 追記:
上に書いたURLはもう使われていないようです。最新版のソースコードはGitHubにアップされています。
https://github.com/xuanyan0x7c7/insertionfinder
Linux 32bit/64bit 向けにバイナリも配布されていますが、自分で機能を追加したり、カスタマイズすることを考えて自分でコンパイルできるようにしておきたいです。
本記事では、Insertion Finder のコンパイル方法を説明します。
環境は CentOS 6.7
ですが、CentOS 6
なら他のバージョンでも多分同じようにいけるはずです。
2016-10-21 追記:
Cygwinでのインストール方法の記事を書きました。
Insertion Finder コンパイル方法 (CentOS 6)
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ルービックキューブの公式大会は World Cube Association (WCA) が代表して管理するポリシー、規則等によって実施されますが、 世界各国はローカライズ化されより現場に近い立場で大会やイベントを運営(大会告知ページとレジストレーションフォームの提供を含む)をしやすくするためや、 普及活動や競技者同士のつながりを支援するために、 多くの場合そのような目的の団体または機関(ここではそれをキュービングコミュニティと呼ぶ)を有しています。 日本の場合、Japan Rubik’s Cube Association (JRCA) がこれに該当します。
本記事では、キュービングコミュニティの一覧をリンク集として示します。 地域の区分は WCA Delegates | World Cube Association に準じています (一部変更)。 追加希望等がありましたら @kotarotrd までご連絡ください。
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アメリカのキューブを扱うECサイト e3cubestore がInstagramに黒素体と白素体のチェッカーキューブの画像を投稿しています。
恐らく同じ種類のキューブを組合せているものだと思われますが、大きさが違ってガタガタしているように見えます。
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本記事では、最近スピソルに投稿されたルービックキューブ目隠し練習用補助ツールを2つ取り上げて紹介します。
「Letter Pair Generator」と「ScramBLD」を紹介します。
そもそも目隠しプレイってどうやってやるかとかは以下のサイトらへんを参考にしてください。
最近、スピソルのフォーラム (speedsolving.com) を定期的にチェックするようにしています。 具体的にはRSSで新規スレを取得してFeedlyで見ています。
特にソフトウェア板では、面白そうなツールがよく投稿されます。 以前の記事「Web上でルービックキューブをアニメーションする CSS/javascript まとめ」を第1弾ということにして、今回の記事は第2弾、今後自分が気になったツールを不定期で紹介していこうと思います。
今回は、ルービックキューブ目隠し練習用補助ツールである「Letter Pair Generator」と「ScramBLD」を紹介して、所感を述べます。 どちらも本記事公開日の数日以内にスピソル投稿されています。
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