黒素体派?白素体派?

black-and-white-texture

Black and White. Photo from freedigitalphotos.net by prkatarina.

アメリカのキューブを扱うECサイト e3cubestore がInstagramに黒素体と白素体のチェッカーキューブの画像を投稿しています。
恐らく同じ種類のキューブを組合せているものだと思われますが、大きさが違ってガタガタしているように見えます。

Checkerboard! Awesome! @jakerokop #e3cubes #e3cubestore #cubeart #puzzle #speedcube #speedcuber #speedcubing #rubic #rubik #rubix #rubics #rubiks

E3cubestoreさん(@e3cubestore)が投稿した写真 –

これは目の錯覚によるものです。
白は膨張色であるため大きく見え、逆に黒は収縮色であるため小さく見えるのです。
囲碁で使われる碁石は、これを考慮して黒は白に比べて少し大きめに作られています (白石は直径21.9mm、黒石は直径22.2mm)。

* COLOR NOTE > 色の錯覚 > 色の膨張・収縮 http://www.sipec-square.net/~mt-home/students/miyazono/project/sakkaku/page04.html
* 碁石 – Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%81%E7%9F%B3

キューブの場合、素体色が異なっていても恐らく同じ型で製造されていますので、写真のように白の方が大きく (明らかに人間の目で見てもわかる程度に) 見えるのです。
見た目の大きさが異なっていても、実際に同じ大きさであれば触った感触は色にかかわらず同じであるはずです。 だとしたらより大きく見える膨張色素体の方が可視性の意味で少し有利なのでは?と考えたりします。 回した感じがプラスチックの色によって変わるというような意見も聞きますが、目の錯覚によるキューブの見え方そのものが無意識の内にキューブ素体色の好みに少なからず影響しているのではないかと思いました。

ちなみに、国内のキューブを専門としているECサイトtribox で販売されているステッカーは色によって大きさが調整してあったりするのでしょうか。気になるところです。

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