台湾アジア大会のサイクシートとジェネレーター

サイクシート (psych sheet) とは、多分もともと競泳の用語だと思うけど、大会である種目にエントリーしてる選手の一覧なんだけど、自己ベストを併記してその順番で並べ替えた選手リストのことで、どの選手が強いのかとか、自分が何番目ぐらいなのかがすぐわかるようになってます。
キューブの大会でも5年ぐらい前からよく聞くようになりました。

最近のWCA公式大会は、WCAウェブサイト内で大会のエントリーを受け付けているものが大半だと思います。
WCAウェブサイトの大会申込みシステムを使うと、サイクシート機能が内蔵されてついています。

一方、独自サイトで大会エントリーを受け付ける大会だと、このサイクシートを作るのは結構たいへんです。
例えば、とりぼーぷんとかは独自システムで大会エントリーを受け付けています。

今週末に台湾の台北で開催されるアジア大会も同じような例で、Cubing Taiwanのサイトでエントリーを受け付けていました。 だから、サイクシートがありません。。。

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tribox Open Spring 2018 ― BGMとかシステムとか

前回、レッドブルの大会の記事を投稿しましたが、さらに前の月にあたるゴールデンウィーク中の5月5日のこどもの日に、tribox Open Spring 2018 が開催されました。

「トライボックスオープン」はtribox主催の大会で、私も運営のお手伝いで関わりました。(選手としても参加しました。)
今回は、この大会にまつわるBGMやシステムの裏方まわりのことをごく簡単に書き残してみたいと思います。
もう3か月の前なので半分思い出語りみたいな感じです。

BGMについて

トライボックスオープン2018年の大会では、実はBGMを流していました。気づいていましたか??
流れたタイミングはこんな感じです。

  • 開会式中
  • 競技間等の待機時間
  • 各種目の決勝の選手入場
  • 表彰式

場面に合いそうないい感じのロイヤリティフリー音楽とか、おなじみの「あの曲」とかを集めました。
だいたいどのシチュエーションで流すか決めておいて、iPadに入れておき、当日は会場で流しました。
iPadのライブラリはこんな感じになってますー。

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Red Bull Rubik’s Cube World Championship 2018 Japan Qualifier に参加した

昨日開催予定でした東京ピラミンクスオープンが台風で中止になってしまったので、久しぶりに記事を書きました。

ピラオープンに関しては私も選手と運営で参加してたため、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
友達と軽く集まろうみたいなノリと違って、日本中(というか世界中?)から100人を超える人数が大会のためにやってきます。
安全配慮はとても大切にそして慎重に考える必要があり、なおかつ早めに決断しなきゃいけないという使命もあり、すばらしい判断だったかなと思います。

さて、もう1か月前の話ですが、Red Bull Rubik’s Cube World Championship 2018 Japan Qualifier に参加しました。
端的に言うと「レッドブルの大会」です。
これまで、ルービックキューブの大会はWCAが管轄する大会でしたが、一民間企業のレッドブルがマインドスポーツの一貫として、ルービックキューブの世界大会を開催するという大革新的なイベントです。
9月にアメリカボストンで世界大会が開催されるとのことですが、その日本予選として本大会が Red Bull Gaming Sphere Tokyo で開催されました。
いろいろ賛否両論の意見がありましたが、私個人としてはとても楽しみなイベントでした。

Rubik’s World Championship Event – Tokyo – Red Bull Gaming Sphere — Red Bull Mind Gamers

私は、選手と運営として参加でした。
結論としては、非常に素晴らしい大会でした!

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明日から日本大会!

本記事は、 Speedcubing Advent Calendar 2017 17日目の記事です。
※大会終わったらこの記事に感想とか追記するかもしれないです。
16日目は、ろーだいさんの「レッドブル世界大会に見るスピードキューブの今後」、 18日目は、ゆりのきの「クロックのエッジをスキップさせよう」です!

Speedcubing のアドベントカレンダーなのに、毎年微妙にスピードキュービングのテクニックにダイレクトに関係しないことばっか書いててすみません。
ですが明日からいよいよ日本大会が始まります。

※大会終わったらこの記事に感想とか追記するかもしれないです。
少し追記しました。

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「ルービックキューブ交流会 @ LODGE」でLTした

2017年6月18日 (日) に開催された、Yahoo! JAPAN ルービックキューブ同好会主催「ルービックキューブ交流会 @ LODGE」でLTしました。

「tribox Contest 1周年記念」というテーマだと事前に言ってましたが、 メインの内容は「tribox Cotnest にピラミンクスが追加するよ」というものでした。
コンテンツ盛りだくさんにしすぎて長くなってごめんなさい。 小学生多かったのでもっと違うテーマにしたらよかったです。
でもとても楽しいオフ会でした。

発表で使用したスライドは slideshare にアップしました。

2017-06-18 tribox Contest 祝!1周年! https://www.slideshare.net/kotarot/20170618-tribox-contest-1

Champly: 目隠し練習用スクランブルアプリ

本記事は、 Speedcubing Advent Calendar 2016 11日目の記事です。
10日目は、ルーメソさんの「Roux Method – 簡単なSB手順の作り方」、 12日目は、ゆうさんの「FMCにおける各種期待値」です。

3×3×3目隠し練習用に特化したスクランブルアプリを作成しましたので、 本記事で公開します。

謝辞: 本ツールの開発には、 3×3×3目隠し2016年日本チャンピオンのYY氏 (@albleuk) が多大な協力してくれました。

Champly! アプリ

Champly! 3x3x3 スクランブルジェネレータ for blders

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Insertion Finder コンパイル・インストール方法 (Cygwin編)

MRKWさんから質問があったので、 「Insertion Finder コンパイル方法 (CentOS 6)」 の続きとして、 Insertion Finder のインストール方法 Cygwin編を書きます。

ダウンロード

ソースコードのダウンロード等は、 「Insertion Finder コンパイル方法 (CentOS 6)」 と同じです。

準備

Cygwinで必要なツール・ライブラリをインストールします。
Cygwinのインストーラで、以下をインストールしてください。

  • gcc-g++
  • libboost-devel

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TNoodleをAPI的に使う

tnoodle_logo_1024

TNoodleとは、WCA公式大会で使用されるスクランブルプログラムです。通常はウェブブラウザでぽちぽち実行しますが、スクランブルだけ欲しいときとかにAPI的に使いたかったりします。そのやり方をまとめたので公開します。

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WCA大会カレンダー (iCalendar) を配布しています

WCA大会カレンダーをiCalendarフォーマットで公開しています。 iCalendarとはGoogleカレンダーをはじめとしていろんなカレンダーアプリで読み込むことができるとても便利なやつです。

以下のURLで公開中です:
https://www.terabo.net/wca-calendar/cal.php

【2016-04-14 23:23 追記】
国等を指定する場合、regionクエリを使用してください: (例)
https://www.terabo.net/wca-calendar/cal.php?region=Japan

【2018-07-16 追記】
ウェブサイトのTLS化にともなって、URLが http から https に変更なっています。
httpのままでもリダイレクトされるので問題はないと思いますが。

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OLL画像一覧を取得するPythonスクリプト

VisualCube を用いてOLL画像一覧を生成するPythonスクリプトを書いたので公開します。VisualCubeを用いると、様々なケースのキューブ画像を生成することができます。使用方法は、http://cube.crider.co.uk/visualcube.php にパラメータを与えてGETリクエストするだけです。パラメータ一覧は VisualCubeのページ の後半に書いてあります。

まず、OLL画像を作るには、case パラメータが重要です。VisualCubeに手順を指定する方法は、alg パラメータとcase パラメータがありますが、alg パラメータは完成状態に与えた手順を適用させるのに対し、case パラメータは与えた手順を適用させたときに完成状態になるようにします。

OLLをわかりやすく表示するために、stage パラメータに oll を指定することで上面 (黄色) 以外のfaceletをグレーでマスクして、view パラメータに plan を指定することで真上から見た様子を表示します。

例えば、Sune (OLL 27) の手順は R U R’ U R U2 R’ なので、画像は
http://cube.crider.co.uk/visualcube.php?case=RUR’URU2R’ &view=plan&stage=oll&size=256&fmt=png
で取得できます。回転記号間のスペースはあってもなくても大丈夫です。sizeパラメータは画像サイズ、fmtは画像フォーマットです。以下の画像を得ることができます。

visualcube_oll_27

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